デザイン

有名なロゴのような印象に残るロゴを作るには?

公開:2016年3月10日

青島のデザインスタッフの後藤 修です。

青島デザインの学校Vol.2の第2部「愛されるデザインの作り方」で「有名なロゴのような、印象に残るロゴを作るには?」という質問をいただきました。

その場では「露出の高いデザインが印象に残りやすいということもある」とお答えしたと思うんですけど、ちょっと補足を。

僕も印象の強いロゴってなんだろうとまだまだ考えることが多くてですね。

で、実験的にこんなことしてみました。

添付の緑と赤のロゴ。
コーヒーはどっち?

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ぱっと見で左がコーヒーなのかなって思う人が多いかなと。
でも、左は「みやざきしやくしょ」って書いてあるんですよね。

ちなみに右は「coffee」って書いてある。

セミナー途中、伊勢志摩のロゴをスクリーンで見たと思うのですが、カタチや色に意味を持たせすぎるのが、ロゴの強度・体力みたいなものを奪っているのではなのかな~と。

コーラのロゴにしても、文字にそんなに意味はなく、色と構図・配置で強度を保っているので、内容が変わってもコーラに見えると。

左のマークは「みやざきしやくしょ」って書いてあってもコーヒーに見える。

でも、昔は緑の丸でくるんでも、コーヒーとは思わなかったと思うんですよね。

それはスターバックスって会社の露出と印象が、コーヒーは緑の丸ってのを想像させるのではないのかなと。

以降、コーヒーのイメージアイコンが変わったとは思うんですよね。

良いロゴってのは、そのロゴの持つ「構成や色等の強度」はもちろん、プラスして「露出」によるイメージの刷り込みでも変わっていくのではないのかな~と思いますってことでした。ざっくりと。

1部でやった「写真に意味を持たせず、構図で」ってのが、ロゴにはあまり意味を持たせすぎず、強度の強い構成力をという部分に生きてくるのではないでしょうか? あくまで僕の考えですが。

正解はないですがこういうことをみんなで考えるのも楽しいですね。