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地元サーファー 伊藤 智彦さん【寄稿:青島デザインの学校Vol.2レポート】

公開:2016年3月11日

Vol2に参加いただいた地元サーファー 伊藤 智彦さんに当日のレポートを寄稿していただきました。


この日は、青島デザインの学校2回目。青島らしくなくていいから、切りとってカッコいいものを持ってこいという宿題を持って青島儀式殿を出た。写真をとることは得意ではないが、学生時代はかなり背伸びをしてアニーリーボビッツの写真展にデートしに行ったじゃないか!。
さて青島のどこに向かうか。「青島らしくなくていい」というキーワードをもらったからには海ではないな—とういことで、ビューティの反対側にある工事現場を目指した。

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上を向いて撮影したものであるが、個人的には白と黒のバランスと足場の網状の部分が気に入っている。実は、撮影時にはその距離感や光の加減で色ムラがあったが、フィルターをかけてツートンにした。

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最近インテリアでも流行っている「男前インダストリアル」サビ感が好きなのです。青島であれば生き生きとした葉っぱの葉脈だろうか、けれど建築現場ではコレ。

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建築現場を出ると節分を過ぎても鬼の面をかぶっている子供が。変なおじさんじゃないよという雰囲気を醸し出しながら(だいぶん不審がってたが)撮らせてもらった。鬼の面とミッキーマウスのアンバランスさが好きだったのだが、鬼の面が綺麗に写せてなくて残念。

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その後、青島唯一の商業ビルへ。割れた電球、サビたシャッター、そして鳥の油にまみれた換気扇。こんなキタナチュランなお店でも、足繁く通うサーファーや野球選手。

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これよく見たら3種類の種類の違うタイルが合わさっているところ。その見切りには金属のモールド。個人的にはもっと絶妙な見切り加減にして欲しかったけど、そんなん言われても外装屋さん困るよね。

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だいぶん儀式殿に帰ってきましたが、途中の青島バス停。この近未来的な曲線とかツートン感とか大好きなんだけど、バックがいかん。電線いらない。
この写真を観光客が待つバス停で何枚も撮ってる僕は変態?ちょっと宿題出した先生恨みました。

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儀式殿の敷地内にある倉庫。こないだまで友達が住んでいたけれど笑。ジブリ感があっていいけど、朽ちるならもっと朽ちてくれた方がいいなと言ったら宮司に怒られるだろうか?笑

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儀式殿は青島神社の持ち物なのだけど、玄関先ににおいてあったコーラのケース。なぜか写真にしたら、アメリカのソウル「コカコーラ」のはずだけど、朱色の神社のデザインのように見えてきた。

この後、発表会をし、大変名誉ある、青島会のエミー賞とも言われる「青島のデザイン殿堂入り」をさせていただいた。この日、儀式殿の階段でふと思い出した、伊達に東京で知的さアピールしたこと、それは失敗ではなかった。誰といったか覚えていないその時のガールよ、ありがとう。はて?そのデート自体はうまくいったのかは定かではない。